平成30年8月1日 発信

春のバスハイク

 5月のちょうどいい温かな日差しが降りそそぐなか、国分城山公園に行きました。シ ンボルの城山展望台の前から桜島や霧島市街地を一望しながら、それぞれ自分の自宅方 面を探したり、育った当時の昔話に話が弾みました。「目の前に見えるあそこは国分(霧 島)市街地です。隼人は右手の方ですよ」と説明しても数分後には「もぉーしたん!(これ は驚いた!)。これが国分なぁ(これが国分かぁ)。こげんなったとなぁ(こんなに変わった のかぁ)。私は隼人じゃっどん(私は隼人出身だけど)どっちじゃろかい?(どっちだろう か?)」と、まるで浦島太郎にでもなったかのような時の流れと街の変わりように驚いた 方もいました(笑)。
 みんなが談笑していると突然桜島が爆発!爆発音はしなかったけれど、久しぶりの噴 火に大興奮!モクモクと吹き上がる噴煙を眺めながら「へ(灰)はどっちせぇ行ったろか い?(火山灰はどちらの方向に流れるんだろう?)」と興味津々。幼い頃から桜島を見て 育った入居者の皆さんが噴火のたびに風向きを気にするのは、洗濯物が降灰で真っ黒に 汚れたり、農作物が被害にあった経験を覚えているからかもしれませんね。
 お茶とお菓子を食べた後は、スッキリと晴れ渡った青空のもとでビーチバレー。普段 は身体を動かすことが少ない入居者も、ボールが飛んで来ると思わずキャッチして投げ 返し、なかには立ったままボールをキャッチして返球できる方もいました!たまに取り 損じることもあるけれど、そこはご愛嬌です。皆さん、自分の持っている身体機能を十 分に発揮して楽しんでいました。
 皆さん終始にこやかで、いい気分転換になりました。秋にはまたバスハイクを予定し ていますが、次はどこに行きましょうか?…お楽しみに!(^-^)b

平成30年度 運営推進会議

 去る4月20日に平成30年度の『第1回運営推進会議』を開催しました。
 運営推進会議は平成18年に地域密着型サービスが介護保険制度に導入され同時にサー ビスを提供する事業所に対して概ね2ヶ月に一回の開催が義務付けられました。
この会議の目的は、①地域に開かれたサービスとして外部の要望、助言を踏まえ質の確 保と向上を図る。②自己評価や外部の周知、目標達成計画のモニターとしての役割。
③地域や行政との連携、交流、調整、情報交換と共有学習の場所とされています。
まさに運営推進会議は事業所と地域の関係を繋ぐ一手段であり、地域密着型サービスを 「事業所と地域住民が一緒に育てていく」という仕組みです。事業所におけるより良いサ ービスの提供、高齢者の暮しを支える「地域包括ケア」の構築、地域の問題は地域で解決 するという「我が事・丸ごと」地域共生社会の実現のために事業所が運営推進会議をどの ように活かすかが大きなカギとなります。運営推進会議を通じて地域の課題を共有しな がら地域に開かれた運営と活動に努めて参ります。
 委員の皆さん、一年間宜しくお願い致します。
【平成30年度 運営推進委員】 ※順不同敬称略
北原 繁行(新七自治会:会長)
霧島市役所(長寿・障害福祉課/隼人市民福祉課)
中仮屋良一(新七老人クラブ:会長)
福丸 育美(新七地区民生委員)
梶原フミ子(新七自治会:住民代表)
萩原 幸子(グループホームとうりんじハウス)
西  民 子(家族代表)
村岡 宏章(管理者/議長)
大平まどか(計画作成担当者/副議長)
松田 紀子(管理事務/書記)

介護実習:龍桜高校医療福祉科

 6月18日~22日の5日間、龍桜高等学校:医療福祉科3年の加藤綾乃さん・田中ひな のさん・藤川亜衣梨さん・外園晴菜さんの4名が当ホームで介護実習を行いました。
 グループホームで生活する認知症高齢者と接しながら、身体的、心理的、社会的側面 から認知症の特性を理解し、職員の業務を通して認知症ケアやグループホームが果たす 役割とは何か?を考える基本実習です。
 1・2号館の見学と自己紹介、管理者のオリエンテーションに続き、現場職員から実習 実習に必要な情報提供や介護方法、実習目標・課題に対する助言と指導を行いました。 そして、実際に入居者と接しながら、認知症で起こる行動障害にどう対応(介護)すべき かを考え、コミュニケーションの姿勢や生活支援のあり方について学びました。
また、実習最終日の22日にはホームの防火避難訓練に参加していただき、入居者の避難 誘導と消火器による消火訓練を体験することで、入居者の安心と安全を守る取り組みの 一端を学んだようです。

天降川増水

 1993年(平成5年)8月1日、姶良郡内を中心とする集中豪雨(8・1水害)で天降川と霧島 霧島川が氾濫し、日当山・姫城地区が水害に見舞われて25年になります。当時、ホーム はまだ開設していませんでしたが、その後も平成18年7月22日と平成28年7月14日に集中 中豪雨で氾濫しました。そして、今年も7月7日に天降川が氾濫危険水位に達し、『避難準 備情報』が出されました。15時には鹿児島湾の満潮と重なることから、隼人温泉病院へ への一時避難を判断する状況が迫っていましたが、雨は次第に小康状態となって水位の 上昇も止まったことから実際に避難するには至らず、入居者・職員は全員無事でした。
『天災は忘れた頃にやって来る!』の警句は、今や『忘れる前にやって来る!』と言われ るほど住民は水害への不安におびえながら生活しなければなりません。まずは明るい時 間帯に早めの避難を心がけ、予め避難経路と避難場所を決めておくことが大切です。

餅つき会

 5月23日に『餅つき会』をしました。5月に餅つき?と不思議に思われるかもしれません が、毎年12月暮れに行なう杵と臼を使った恒例の『餅つき会』がインフルエンザの流行で で中止となり、もち米が残った苦肉の策!5月の『ちまき作り』を変更して、季節外れの 『餅つき会』になった次第。それでも皆さん童心に返って、昔を回想しながら?懐かしそ うにペッタン! ペッタン!! 杵を持つ手にも力が入ります。
出来上がった餅は喉に詰まらせないように小さく丸めて、おやつにいただきました。

職場体験学習:日当山中学校

 職場体験を通して働くことの意義や仕事に対する理解と意識を深め、職業観や職業選 択の能力を養う目的で、7月4~5日に日当山中学校『職場体験学習』が行なわれました。
 今年は2年生の餅田純一郎君と稲冨野乃花さんが参加され、管理者から業務内容や社 会人としての人材と資質について説明を受けたあと、入居者とのコミュニケーションや レクリエーション、車椅子体験など、高齢者介護の基本について体験しました。
 こうした介護の仕事を通して、高齢者や認知症について理解を深め、高齢者の生活を 支えることの難しさやコミュニケーションの大切さを体験したほか、冒頭の社会人とし て働くことの意義や仕事に対する理解と意識を深めたことでしょう。

【編集後記】

認知症実務者研修に参加しました。 認知症は記憶障害など「昔はできていたことが難しくなる病気」です。講師から「認知症の方の記憶はなくなっても感情を記憶する部分は生きている!」の言葉が印象的でした。
入居者と接する、その時、その場面の“感情”がいつも穏やかでいられるように寄り添いたいです。

気温41.1℃…人の体温より高い気温ってどんな暑さだろう!? 連日の猛暑による熱中症が原因で死亡する高齢者が増えている。元来、高齢者は寒さは敏感でも暑さに鈍感な体感性が関係しているようで、冷房が苦手で使わなかったり、トイレが近くて水分を摂らない。そんな入居者への熱中症対策に奮闘する毎日です。( ̄口 ̄;)

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