平成29年6月10日 発信

県下一周駅伝(応援)

 早春の薩摩・大隅路を駆け抜ける『第64回 鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会』が 2月18日~22日に行なわれ、県内12地区の代表252選手が出場し、全53区間588.6kmで健 脚を競いました。毎年恒例のゆうゆう応援団は、大会3日目(20日:出水市野田~霧島市 日当山区間122.6km)、ゴール地点の沿道に特設応援席を準備して声援を送りました。
 今年も小規模多機能ホーム「がんばろ家」とデイサービス「かたろう家」の利用者4名と 職員3名も参加しての応援で、郷土の期待と誇りを胸にゴールする選手たちに「頑張れ」 を連呼しながら身を乗り出して小旗を振り、惜しみない拍手で労をねぎらいました。
 この日も初日から首位独走の鹿児島チームが日間優勝を果たし、5日間の累計タイム で、鹿児島チームが2年連続18度目の総合優勝を飾りました!…おめでとうございます。

鈴かけ馬踊り(慰問)

 五穀豊穣、家内安全、畜産奨励、厄払いを祈願する隼人町の伝統行事『初午祭』が2月 20日に鹿児島神宮で行われました。それに合わせて、霧島市内の医療・福祉施設や事業 所等を対象に鈴かけ馬踊りの慰問が行われ、今年は2月4日に日当山中学校平成4年卒 厄払実行委員会の皆さんが馬踊りを披露して下さいました。
 当法人が運営する託児所「くれよん」の児童・保育士の皆さんも見物に訪れ、華やかに 着飾った馬が太鼓・三味線や鐘の音に合わせて脚を交互にパカパカしながら蹄(ひづめ) の音を立てて躍る姿に驚いた様子で、目を丸くして恐る恐る見ていました。
 踊り連の皆さん…ありがとうございました。

交通安全祈願

 ホームに新車(トヨタ「ポルテ」)が来ました! 早速、2月13日に鹿児島神宮で『交通安全 祈願』のお祓いのため、入居者のミカさんとカズ子さんを連れて初ドライブです。
社務所の受付で申込用紙に住所や氏名、車両番号などを記入して初穂料(祈願料)を支 払い、神殿に通されて神事が始まり、玉串を奉げて二礼、二拍手、一礼したあと、神主 と駐車場に移動。車のドアとトランクハッチを全開にして、四方から払い清めていただ きました。
 車を購入したら、事故を起こさないためにドライバーは常に安全運転を心がけるのは 当然ですが、心の拠りどころとしての神頼みも大事です。もちろん、お祓いをしたから といって絶対に大丈夫ということではありませんし、交通ルールやマナーを守ってハン ドルを握らなければなりません。日々の交通安全への意識に神様のご加護もプラスして 入居者のみなさんと楽しいドライブや買物に出かけたいものです。

七草

 昨年11月に七五三を迎えた当法人の岩城政秋理事長の愛娘:礼音(あやね)ちゃんが、 1月7日の七草祝いで、お母さんと姉の凜音(りお)ちゃんに連れられて「ゆうゆう」を訪 れ、入居者の皆さんに着物姿を披露してくれました。
黄色を基調に朱色の六角錦鼓袋をあしらった華やかな着物姿に入居者の皆さんは「あら ~きれい」「可愛いねぇ~」「ベッピンさんねぇ」と目を細めながら見惚れていました。 ついこの間までヨチヨチ歩きだったのに、こんな可愛いらしい女の子に成長した姿にビ ックリしました。
 礼音ちゃん…これからも健やかな成長を願っています。

ふるさと訪問

 去る5月12日と23日に入居者のご自宅を訪問する『ふるさと訪問』を実施しました。 5月12日はミカさん(1号館)の実家がある牧園町犬飼を訪れ、近くの和気公園で開催中 の「藤まつり」に立ち寄り、少し満開を過ぎた藤棚を鑑賞しました。
 自宅に到着すると昔の牛小屋跡とおぼしき納屋が目に止まり、耕運機や脱穀機などの 農機具が置いてありました。ミカさんによると「築70年は経っているかなぁ。ここで牛 を2頭飼っていました。朝早く起きてワラと飼料を混ぜたエサを与えたり、ブラシでか らだを洗ったりして大変だったけど、家族みたいでした」と当時を懐かしそうに振り返 り、苦労が偲ばれます。ご主人が他界したあとは息子夫婦が家と田畑を管理しているの で心配はいらないのですが、ミカさん自身はまだまだ現役のつもりなので、「家で独り暮 らしや農作業も出来るから帰ります!」と帰宅欲求が止まりません。
 今回の『ふるさと訪問』で落ち着いたかに見えましたが、何日も経たないうちにすっか り忘れてしまったミカさん…今日もまた日課の帰宅欲求が続きます(苦笑)。

 5月23日はカズ子さん(1号館)の実家がある横川町上ノを訪問。旧家屋と新築の住ま いにお邪魔しました。同行した娘さんは「父が亡くなってから、母が独居になるのを心 配してオール電化とユニットバスを備えた家を建てて安心安全に暮らしてもらうハズだ ったのですが、まさか認知症で暮らせなくなるなんて…」と当時を振り返ります。部屋 中の物が盗られたと娘や警察に連日何度も電話をかけて被害を訴え、不安で眠れない日 々が続いたカズ子さんは、新築の家を出てグループホームに入居しました。
もうこれで安心と思ったのも束の間、ホームに入居したあとも被害妄想の症状は改善せ ず、カズ子さんの不安な日々はいまも続いています。
 この日、久しぶりのわが家に入るなり、ご主人の仏壇に手を合わせて焼香しました。 予期しなかった認知症に翻弄され、壮絶な苦闘の日々を送った当時を振り返ったとき、 改めて認知症の怖さを知り、不安と絶望の渕から立ち直りつつある母娘の穏やかな笑顔 がそこにありました。

平成29年度 運営推進会議

 平成29年度『第1回 運営推進会議』を4月21日に開催され、新しく任命された委員に 委嘱状が手渡されました。本会議を通して「ゆうゆう」の運営や活動のあり方、サービス 提供の質の向上、地域住民との連携など、様々な問題や課題を議題に取り上げ、各委員 から率直なご意見やご要望、助言をいただきながら地域に密着した、開かれたグループ ホームを目指し、健全な運営に努めて参ります。委員の皆さん、一年間よろしくお願い 致します。なお、前任の中村吏さん(前自治会長)には大変お世話になりました。心より 御礼申し上げます。

【平成29年度 運営推進委員】 ※順不同敬称略
中仮屋良一(新七老人クラブ:会長)
鬼塚 幸一(新七自治会:会長)
福丸 育美(新七地区民生委員)
梶原フミ子(新七自治会:住民代表)
萩原 幸子(グループホームとうりんじハウス)
加世田由紀子(家族代表)
霧島市役所(長寿・障害福祉課/隼人市民福祉課)
松田 紀子(管理事務/書記)
村岡 宏章(管理者/議長)
鮫嶋 三代(計画作成担当者/副議長)

ビワ狩り

 ホームに隣接する満塩さん宅のビワが今年もいっぱい実を付けました。「鳥のエサにな なるだけだから採って食べて」とビワ狩りの案内をいただき、早速 『ビワを食べ隊』を編 成!麦藁帽子をかぶり、ボウルを手にビワの木の下に集合!木登り上手な長谷さん(設 備管理課)がビワの木に登って摘果、それを管理者(村岡)がキャッチして、入居者の皆 さんが選果作業をするという息の合った流れ作業で15Kgを収穫しました。食卓にのぼっ たのは3Kgほどでしたが、食後のデザートに美味しくいただきました。

【編集後記】

テレビで「薩摩狂句」を観ていたら…聞き慣れない鹿児島弁に意味がわからない。生まれも育ちも生粋の鹿児島県人ながら、中途半端な鹿児島弁(からいも標準語)が誤解を招き、高齢者との「言葉の壁」に苦労す標準語)が誤解を招き、高齢者との「言葉の壁」に苦労する。それでも、笑って応えてくれる入居者のみなさんに感謝しつつ…「あいがともさげもす(ありがとうございます)」

仕事の帰り道、一筋の黄色い光が車窓から飛び込んできました。私の肩で翅を休め、しばらくドライブ。車を止めると指先から夜空へと光を点滅しながら翔んでいきました。ホタルに遭遇するなんて10年ぶりでしょうか?身近にホタルの飛び交う自然が残っていることに安心しました。隼人の水は甘~いぞ♪ですね!

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