敬老の日
9月18日は『敬老の日』でした。入居者のみなさんの長寿を祝って今年も当法人から記念 品としてバスタオルを贈呈しました。「みんなに祝ってもらい嬉しいねぇ」「ありがたいで す」「歳をとっても良い事あるもんだ。長生きしてよかった」と、とても喜んでいただきま した。また、21日は当法人が運営する託児所「くれよん」の幼児と保育士がお祝いに駆け つけ、ハッピ姿で「おはら節♪」の踊りを披露。入居者の皆さんも自然と身体が反応して 一緒に踊り出し、ついには「ハンヤ節♪」も飛び出して大盛り上がりでした。
入居者の皆さん、これからも元気で健やかにお過ごし下さい。
※入居者の平均年齢:1号館(92歳)/2号館(89歳) 最高齢者:奥ハルヱ様(104歳)
島バナナ
小さくズングリムックリした見た目とは裏腹に、ねっ とりした食感と酸味を含んだ濃厚な甘さが特徴の『島バ ナナ』です。主に屋久島以南の奄美大島や沖縄諸島で栽 培されていますが、この島バナナは当ホームの運営推進 会議に住民代表として出席いただいている梶原フミ子さ んの実家がある鹿児島県出水市で収穫されたもので、ひ と房に30本余り実っていました。県本土でこんな立派に 育つなんて驚きです!早速、食後のデザートとして頂き ました。梶原さん、美味しかったです。ご馳走様でした。
スズメバチの巣
9月25日、1号館の窓のサッシに直径10cm程の茶色いウロコ模様をあしらった徳利の ような不思議な物体が挟まっていました。出入口とおぼしき穴にはブンブン羽音を立て ながら威嚇するかのように警戒する1頭の大きなハチがいました。どうやらスズメバチ のようです。このハチに刺されると命の危険性があることから、袋がけして殺虫剤を噴 霧するとコガタスズメバチ3頭が見つかりました。幸い刺される被害はありませんでし たが、こんな身近でスズメハチと巣の存在に気付かなかった事を反省。
老年看護学実習(加治木看護専門学校)
9月11~14日に加治木看護専門学校(姶良市)の生徒6名が当ホームで『老年看護学実 習』を行ない、認知症の理解と高齢者の生活援助技術などについて学びました。
老年看護学では、主に老年期に発症しやすい健康障害や機能障害とそれらに対する基 本的な支援技術を習得するほか、老年看護学の背景となる高齢化社会における保健・医 療・福祉の現状と動向を知り,医療チームの一員として多角的な視野で看護を提供する ための基本姿勢を養うのが目的です。
今回の実習を通して人生の最期までその人らしさを尊重し、残存能力を最大限に活か した生活支援を提供する視点に立った看護のあり方について学んでいただきました。
呈茶
10月13日に『呈茶』と称した茶話会を開きました。一日2回、入居者のみなさんには10 時と15時にお茶と菓子を提供していますが、この日は少しだけ茶道を意識して、しとや かに振る舞いました。今回の『呈茶』を企画した職員の和久正美さん(1号館)は「茶道は 作法を知らないと敷居が高くて緊張するイメージが強いですが、呈茶はもっと気軽にお 茶を楽しむことができます」と、お茶を楽しむことにこだわりました。
茶道の家元として知られる千宗室は「一碗のお茶をまず自分が楽しみ、そして、その一 碗を人と分かち合う“一期一会”の機会をもつことが茶の湯」と書いていますが(淡交タイ ムズ:2009年12月号巻頭言から抜粋)、入居者の皆さんに茶の湯を身近に感じてもらお うと作法抜きでお茶を立てたものの、いつもの茶話会とはどこか雰囲気が違うらしく、 緊張のあまり、飲んだか?食べたか?分からなくなって苦笑した途端、緊張がほぐれて いつもの和やかな雰囲気になりました。普段は緊張する場面の少ない日常ですが、たま にはこうした精神修養も大切な事かもしれませんね。
ハロウィン 2017
10月21日、今年も当法人が運営する託児所くれよんの幼児3名と保育士5名が 魔法使いに扮して、入居者とハロウィン交流を楽しみました。
今年で5回目となるハロウィン交流は、日頃から子供たちとふれ合う機会が少ない入 居者にとって楽しみのひとつで、子供たちに負けないくらい仮装して歓迎しました。
こうした世代間交流は、生き甲斐を見失いがちな高齢者に活力を与え、子供たちもま た高齢者との触れ合いを通して老化や命の尊さを知り、手を差しのべる術を自然と身に付け、活力ある高齢化社会を支えてくれるかもしれません。
訪問してくれたご褒美にお菓子をプレゼントすると、みんな大喜び! 入居者のみなさんも可愛い魔法使いに元気をもらって癒されました。
外食ラーメン
食欲の秋!久しぶりにラーメンが食べたくなって、10月27日の昼食は鹿児島ラーメン 「みよし家」(空港バイパス店)にレッツ・ゴー!
他の来店客や時間を気にせず、車椅子のまま入店できて、ゆったり、のんびり食事がで きる団体専用室を提供していただき、本場の豚骨ラーメンに舌鼓。天候にも恵まれて大 満足の外食でした。「みよし家」の皆さん、とても美味しかったです。いつもありがとう ございます。
クリスマスツリー
クリスマスを迎えるにあたり、今年もホーム内をクリスマスグッズでデコレーション しました。玄関の壁にリースやガーランドを巻き付けたり、クリスマスカラーの赤や緑 のリボンと金銀の松ぼっくり、オーナメントや靴下を飾り付けました。そして、メイン のクリスマスツリーは、例年手作業によるデコレーション飾りで演出するのですが、今 回は法人すべての関連施設・事業所でレンタルしました。
クリスマスツリーの起源は、キリスト教の教えの一つ「父と子の精霊」三位一体を表す 三角形をモチーフに、冬でも緑を保つ 強い生命力の象徴として常緑樹のモミ が広く使われています。
頂点を飾る☆が神(イエス・キリスト) 周辺のオーナメントボール(知恵)、リ ール(永遠)、ヒイラギの葉と実(魔除 け)などの飾りで表現しています。
※由来は諸説あります
神道や仏教の入居者世代には馴染みが 薄いクリスマスですが、宗教に関係な く賑やか雰囲気と豪華な食事を楽しみ にしています。
【編集後記】
「女心と秋の空」…変わりやすい秋の空模様のように女性の気持ちは移り気だということだが、元々は男心らしい。ただ、女心は愛情に限らず喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことを表しているそうで、意味合いが微妙に違うが、どちらにしても荒れた天気になるのは間違いない! さて、あなたならどちらを使いますか?
今年も残り一ヵ月。年齢を重ねるごとに一年が早く感じる。入居者の皆さんは…昔の記憶を頼りに現在と過去の数十年もの時空を行ったり来たりの日々。認知症は大変だというけれど、時間やスケジュールに追われるストレス社会に生きるより、気の向くまま自分らしく、自由に生きるほうが幸せなのかもしれない。