介護実習(龍桜高校)
去る6月24日~28日の5日間、龍桜高等学校:医療福祉科3年の東結郁(ゆうか)さん・濱野美奈さん・桃木野遼真(りょうま)さん・中村祥一郎さん・地主園姫捺(ひめな)さんの5名が当ホームで介護実習を行いました。
グループホームでの介護実習は、認知症高齢者との会話を通じてコミュニケーションを図りながら、老化によって身体機能が衰えて活動範囲が制限されたり、精神的に生活意欲がなくなるなど、社会的側面から認知症の特性を理解し、職員の業務を通して認知症ケアやグループホームが果たす役割とは何か?を考える基礎実習です。
1・2号館の見学と自己紹介、管理者のオリエンテーションに続いて、現場職員から実習に必要な情報提供や介護方法、実習目標・課題に対する助言と指導を行いました。そして、実際に入居者と接しながら、認知症に起因する行動障害にどう対応すべきかを考え、コミュニケーション技術や生活支援のあり方について学びました。
最終日は、お世話になった入居者のみなさんに“ありがとう”の感謝を込めたメッセージが添えられた色紙(写真中央)を1・2号館それぞれに贈呈してくださいました。
緑のカーテン 2013
全国で記録的な猛暑が続くなか、エアコンの消費電力も一気に増えます。毎年ホームでは、室温を25~28℃に設定して節電に取り組んでいますが、その一環として、今年も『緑のカーテン』を設置しました。ニガウリとキュウリが壁一面を覆い、西日が淡い緑の光になって室内を優しく包み込み、遮光と室温上昇を抑えた省エネ効果は抜群です!
こうして『緑のカーテン』に覆われたホームは、見る者にとっても視覚的な涼しさを演出してくれます。また、ニガウリとキュウリも次々に実を付け、収穫して入居者の食卓を賑わせ、まさに一石二鳥です! なお、ホームの裏にある「ゆうゆうファーム」では、ミニトマト、ナス、ピーマン、サトイモも収穫の最盛期を迎え、食卓には新鮮・無農薬の夏野菜がオンパレードで、毎日美味しくいただいてま~す!
ジミー入枝さん表敬訪問
地元(鹿児島)のテレビ・ラジオ番組で活躍されているDОО-WOP シンガーのジミー入枝さん(本名:入枝伸也/霧島市隼人町在住)に、隠れファンの管理者(村岡)が似顔絵をプレゼントしたら…生(なま)ジミーさんがホームに来ちゃいました! \(^o^)/
突然の訪問に職員一同、驚きと興奮で大混乱!(笑) 似顔絵のお礼にわざわざ色紙にサインして届けてくださり、金髪の外観と違って(失礼)、とても律儀で誠実な方でした。
ところで、DОО-WOP って何?…その聞き慣れないジャンルの音楽は、1950~60年代のアメリカで流行したR&Bコーラス・サウンドで、「グッド・ナイト・ベイビー」で有名なザ・キングトーンズに師事し、「ドゥーワップ 茶わんむし体操」「ドゥーワップ ハンヤ」など、鹿児島の民謡を題材にしたCDを数多く発表されています。
ジミーさん、訪問ありがとうございました。これからもご活躍ください…ドゥーワー!
※ジミー入枝さんの情報はこちら ⇒ http://jimmykingtowns1988.synapse-blog.jp/
老年看護学実習(加治木看護専門学校)
9月17~20日に加治木看護専門学校(姶良市)の生徒10名が当ホームで『老年看護学実 習 』 を行ない、認知症の理解と高齢者の生活援助技術などについて学びました。
老年看護学は、主に老年期疾患について、高齢者の心身・社会経済的な変化に関する理解を深め、老年期に発症しやすい健康障害や機能障害とそれらに対する基本的な支援技術を習得するほか、老年看護学の背景となる高齢化社会における保健・医療・福祉の現状と動向を知り,医療チームの一員として多角的な視野で看護を提供するための基本姿勢を養うのが目的です。高齢者は、多様な人生経験と価値観をもった個別性の高い世代の集まりで、人生の最終段階として誰もが人生の完成を目指し、死をもって完結する時期であることを意味します。少子化や核家族化が進む現代社会の動向を受けて、高齢者と触れ合う機会が少ない学生の増加は、高齢者に対して衰退・隠居・病弱といったマイナスのイメージを持つ傾向にあるので、実習では、高齢者は人間として円熟・完成し尊重される存在という側面と加齢によって種々の機能が低下し、心身ともに衰えていく過程にある側面を併せ持つ存在であることを教え、肯定的・積極的・活動的な視点からの「老年観」の育成を目指す必要があります。具体的には「その人らしさ」やQOL(生活の質)を尊重し、人生の最期まで人間の尊厳を保ちながら、自立した生活を送れるように対象者とその家族を支援するという生活志向を理解することが重要です。ここでいう生活志向の看護とは、高齢者が老化や疾病・障害を抱え、それがたとえ不可逆的な変化だとしても、残存機能を最大限に活かしながら、その人らしい生活を支えるという考えに基づくものです。しかし、高齢者の生活は個人では成り立たない場合が多く、身体の衰えに伴い、周囲への依存度が増していく高齢者には、家庭や地域社会で生活できる環境を整えることも必要です。また、高齢者に対してできる限り健やかで快適に自立した日常生活が維持できるよう、疾病の予防的側面からも適切な援助を行なわなければなりません。高齢者のその人らしい生活を支えるためには、高齢者を取り巻く環境や様々な老化の段階にある多様な生活歴と価値観をもった対象であることを理解した上で、対象の個別性と自尊心に配慮した看護を実践できる能力を育んでくれることを願っています。
『敬老の日』慰問 / 託児所「クレヨン」
9月12日は『敬老の日』を前に当法人の託児所「クレヨン」幼児10名と保育士4名がホームを訪れ、入居者のお年寄りに遊戯や踊りを披露して下さいました。「おはら節♪」の踊りになると、それまで大人しく観賞していた入居者も我慢ができなくなって?一緒に踊り出す始末。一気に賑やかな雰囲気になって幼児の緊張もほぐれ、入居者一人ひとりに握手をしたり、記念写真を撮って楽しい世代間交流となりました。
託児所「クレヨン」からの“おもてなし”に感謝! …ありがとうございました。\(^o^)/
敬老の日
9月16日『敬老の日』、当法人では、隼人温泉病院・介護老人保健施設「希望の里」・グループホーム「ゆうゆう」の入院・入所者、訪問看護やデイケアの在宅サービスをご利用いただいている高齢者全員に対し、日用品としてご使用いただける記念品を毎年贈呈していますが、今年はバスタオルを選定させていただき、入居者のみなさんは「フワフワして肌触りがいい」「ありがたい」「大事に使います」と、たいへん喜んで下さいました。
※ホームの最高齢者:奥ハルヱ様(100歳)/平均年齢:1号館(88歳)・2号館(86歳)
広報きりしま
霧島市が発行する『広報きりしま』9月号に認知症関連の特集が掲載され、霧島市内の高齢者福祉施設や市役所の職員が中心となって認知症の介護劇を公演する『たけちゃん一座』が紙面を飾りました。(写真右)
去る8月15日、担当の美坂雅俊さん(霧島市秘書広報課:写真左)が取材でホームを訪れ、一座の広報を担当する村岡(管理者)が、舞台公演を記録した画像を提供しました。余談ですが、『広報きりしま』の表紙写真(写真左・中央)は、いずれも美坂さんの撮影によるもので、これまでに全国広報コンクールで数々の賞を取る腕前! …さすがです!!
結局、取材の大半は、写真とカメラ談義で終わりました。f(^o^; 笑
※広報きりしま:霧島市が毎月発行する広報誌で、市民の約84%に読まれています。市内の自然や風景をダイナミックに切り撮った表紙、地域の話題や市民の暮らしに関連した身近な生活情報など、多彩な内容が好評で、先月からスマートフォンやタブレット端末で閲覧できる電子版の配信サービスを始めました。皆さん、ぜひご覧ください。
電子書籍版はこちら ⇒ http://www.city-kirishima.jp/modules/page005/index.php?id=70
【編集後記】
■今年、世界文化遺産に登録された富士山。その富士山がクルマのナンバーにも登録されているのをご存知だろうか!? 今月は新たに「奄美」がご当地ナンバーに認定され、離島で導入されるのは全国初です! 現行の「鹿児島」も「桜島」や「霧島」、「薩摩」や「大隅」が認定されれば、知名度と共に郷土愛も深まるかも!
■2020年東京オリンピック開催が決まり、日本中が歓喜に沸いた。1964年(昭和39年)以以来、56年ぶり2度目の開催となる。ホームでの話題は、開催される7年後…「何歳かな?」「生きてるかな?」「長生きする!」でした。長生きの目標『東京オリンピック』。7年後年後の顔ぶれが楽しみ! ただし、目標を覚えているかが問題だ。(苦笑)