防火・避難訓練
火災が発生しやすい時期になり、11月17日に防火・避難訓練を実施しました。当ホームでは年2回の防火訓練を実施していますが、今回は入居者全員が参加しての自主訓練を行いました。台所からの出火を想定した消火器による初期消火と通報、避難誘導や寝たきり入居者の緊急搬送を想定した『布団搬送』など、実践さながらの訓練に入居者・職員は真剣な表情で取り組みました。
今後は、長崎県で起きたグループホーム火災の教訓から、夜間の避難訓練が必要です。また、避難訓練を通して身体で覚えることも大切で、助けてもらうのではなく、自分の命は自分で守る意識を持たせることが重要です。入居者は高齢と認知症のハンディを背負っていますが、それ以前に人間は“生きる本能”を生まれつき備えており、こうした本能は身の危険を察知すると思わぬ潜在能力を発揮するものです。俗に言う“火事場の馬鹿力”で“逃げる力”を呼び覚ましてほしいのです。ですから、私たちはその人の能力と可能性を信じて、必要以上に手を貸さず、自分の力で避難する訓練にしたいと思います。
今年もバザーを開催しました!
12月3日にバザーを開催しました。昨年に引き続き地域住民のみなさんと入居者・職員の交流や親睦を図り、グループホームが果たす役割や運営方針、認知症についての相互理解を深めながら認知症高齢者が自立できる環境づくりと地域に密着した“開かれたグループホーム”を目指す目的で、食器・衣類・日用雑貨・新鮮野菜・漬物などの販売やぜんざいの無料サービス、ホーム見学、アンケート調査などを企画しました。
今年は野菜が豊作だったことや近所の催しが影響して、来場者はやや少なかったようです。
それでも売り上げの方は昨年よりも多く、関係者一同ホッとしました(^-^)vこうして2回目のバザーも無事に終了し、入居者やご家族、当法人関係者をはじめ、多くの方々のご協力とご支援を頂いたことに心から御礼申し上げます。みなさんありがとうございましたm(_ _)m
来年はもっとパワーアップしますので・・どうぞご期待ください(^o^)/
外部評価(第三者評価)について
入居者とご家族がグループホームで安心して暮らすために、ホームは充実したサービス提供と継続的なサービスの質の確保・向上に努めなければなりません。ホームが提供するサービス内容を都道府県が指定した評価機関が定期的に評価することで、サービスの質の向上や運営の透明性を確保するほか、利用者がグループホームを選ぶ際の参考にできるように評価結果の公表が義務付けられています。
当ホームでは、昨年12月20日に平成18年度の調査が行われ、142の調査項目について検証しましたが、評価結果はホームで開示するほか、独立行政法人医療機構が運営するWAMネット(ホームページ)に公開されます。また評価結果だけではなく、利用定員や職員数、協力医療機関等も掲載されますので、ぜひインターネットでご覧下さい。
【ワムネットのホームページ】※ワムネットの文字入力でも検索できます。
サービス評価とは…
自己評価 (ホーム自らが行います)
ホーム自らが日頃のサービス内容を振り返って評価し、改善点を見出すものです。評価結果をもとにホームは改善に向けた具体的な計画を立てて取り組みます。また、この自己評価を基に外部評価を受けることで客観性を高め、自己評価を補強していきます。
外部評価 (第三者の目で行います)
県が選定した評価機関が評価を行い、その結果をもとにホームの特徴や優れているところ、改善点などを報告書にまとめ、インターネットに公開します。調査は専門の調査員が二人一組でホームを訪問し、入居者の暮らしや職員の対応、設備や雰囲気などを細かく調査しながら職員への聞き取りや記録・書類等で確認します。また、事前に利用者のご家族にアンケートを実施して調査の参考にします。
外部評価は、ホテルの格付け(三ツ星ランキング)とは主旨が違うものの、インターネットに公開されるとなるとホームの資質が問われるだけに、自己評価をはじめ関係書類の準備や確認作業に気が抜けません。
142項目から私たちが追求する理想のグループホーム像が浮かび上がってきますが、全項目を達成し、確立するのは無理としても、評価慣れすることなく 「あたり前の積み重ねが特別になる!」と信じて、日々努力しなければならないと思います。
【編集後記】
冬本番だというのに、ここ姫城地区には越冬ツバメの群れが飛び交っています。温暖化の影響?それとも寒さへの耐性ができたのでしょうか?入居者にとっても辛い季節ですが、越冬ツバメのように強くたくましく、この冬を乗り切ってほしいものです。