平成21年5月20日 発信

NHKのど自慢(鹿児島県伊佐市)

 4月18日に伊佐市文化会館(旧大口市)で『NHKのど自慢』の予選会が行なわれ、 ゆうゆう2号館入居者のHさんとIさん、サポート役として2号館職員の徳丸真弓さ んと中原輝美さんが出場しました。HさんとIさんのお二人は霧島市横川町出身の顔 なじみとあって、息の合った二人が選んだ曲は島倉千代子の「恋しているんだもん♪」 Hさんは250組の出場者で最高齢の97歳で「け死ん限ぃ~歌とでなぁ」(死ぬ気で歌うか らねぇ)と気合十分で練習に臨みましたが、なかなか歌詞を覚えられずに悪戦苦闘。 結局、大きな画用紙に歌詞を書いたカンニングペーパーを準備することに。
 そして迎えた予選会当日、元気よく歌えるように!の思いを込めて職員手作りのお 弁当を重箱に詰め込み、Hさんご家族も付き添って、玄関先でみんなの声援を受けな がら出発しました。伊佐市までの約1時間30分の移動中も車中でCDを聞きながら練 習に余念がありません。無事に文化会館に到着するとIさんのご家族も合流して、い ざ!予選会場へ!!
 受付で出場番号88のシールを受け取って会場の大ホールに入ると、大勢の観客と舞 台の照明にやや緊張した面持ちの二人でしたが、一番緊張したのは何故か?職員の二 人で周りをキョロキョロ見渡して落ち着かない様子でした。13時から予選会が始まり、 40秒間の持ち時間内で次々に舞台に上がる出場者の歌や踊り、奇抜な衣装に拍手と歓 声が上がって、まるで本番さながらの雰囲気に感動しながらも、次第に近づく88番に 緊張が高まってきました。88という末広がりのラッキーナンバーを信じて、いよいよ 舞台に上がったHさんがマイクに向かって大きな声で「88番!恋しているんだもん♪」 と告げると観客席から大きな拍手が沸き起こり、演奏に合わせてIさんも歌い始めま した。いつの間にか歌のリズムに合わせて手拍子が起こり、なんと!カンペなしで40 秒間を歌いきり、観客からの惜しみない拍手に見送られて無事終了しました。
会場を出た二人を待ち受けるNHKのインタビューにも笑顔で応え、最後の最後まで 気丈に振る舞った二人に家族そして職員も驚きました。
 やっと緊張から開放され、時刻はすでに15時を回っていました。急にお腹が空いて、 近くの公園へと移動して手作り弁当を広げ、出場の模様を振り返りながらの遅い昼食 になりました。実は今回の予選会出場は、歌が大好きなHさんとIさんへのささやか なプレゼントとして職員が応募し、体力や集中力に配慮して本選出場の審査結果を待 たずに帰る予定でしたが「ここまで頑張ったんだから、ダメもとで結果まで聞いて帰 ろうよ!」ということになり、昼食を済ませ、会場に戻って18時の審査発表を待つこと に。そして、結果発表は…残念ながら本選出場はなりませんでしたが、二人にとって 忘れられない一日になったことでしょう。
 HさんとIさん、そして、サポート役を務めた徳丸さんと中原さん、同行して下さ ったご家族の皆さんや運転手と写真撮影を担当した管理者(村岡)…お疲れ様でした。 また、練習の手伝いや弁当の準備、留守を預かって勤務して下さったスタッフの皆さ ん、ご協力ありがとうございました。なお、NHK福岡放送局の福原真樹子さんには 高齢で車椅子ということで、舞台が終わるまで待機室で緊張や不安を和らげようと声 をかけて下さったり、案内や誘導で大変お世話になりました。…ありがとうございま した。
※『NHKのど自慢』の本選は、翌19日(日)12:15~ NHK総合で生中継されました。 また、予選会の模様は、5月15日(金)19:30~ NHK総合(鹿児島放送局管内)で放 送されました。

和気公園(鹿児島県霧島市牧園町)

 4月24日は、和気神社に隣接する和気公園のフジを見物に出かけました。今年は桜 と同様に開花が一週間ほど早く、すでに満開の状態で、多くの花見客で賑わいました。
 薄紫を中心に白やピンクに彩られた藤棚は、まるで春風にそよぐカーテンのようで、 訪れた見物客を魅了します。そんな藤棚をバックに記念撮影したり、持参した麦茶と 菓子で即席の茶話会を開きました。そして、帰りは白イノシシのあいちゃん(写真中 央)に面会?したあと、神社に参拝しました(-人-)
なお、1号館は日程の調整がつかず、今回は見送りました。…ごめんなさいm(_ _)m

【編集後記】
 鳥の次は豚が猛威をふるっている。インフルエンザの話だ。目に見えないウイルス が相手だけに世界規模の感染拡大が懸念される。人類は自らがもたらした核兵器や環 境破壊によって滅亡する…と思っていたが、案外こうした病原菌や微生物によってあ っけなく終わるような気がする。一日も早い終息を願っている。

ゆうゆう便り一覧

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