平成28年3月20日 発信

『お年玉付き年賀はがき』当選結果発表!

みなさん! 今年の『お年玉付き年賀はがき』は当選しましたか?「ゆうゆう」に届いた年賀はがき78枚を入居者4人で調べたら…1等10万円は逃したものの、3等のお年玉切手シート2枚が当たりました♪\(^0^)/ ※3等:下2ケタ(69・90)
「1等10万円が当ったら…にぎり寿司と焼肉を食べに行くんだったのにねぇ~。残念! 」 苦笑しながらもショックを隠せない表情で大きなため息をついていましたが、宝くじも含めて、そう簡単に当るもんじゃないですね!

ゆうゆう写真館「ネコ」!

 近所のお宅を訪れた際、玄関アプローチでくつろぐ猫の家族。母猫が3匹の子猫にオッパイを飲ませる傍らで、じっと見守る父猫。ほのぼのとした光景に思わずシャッターを切りました。
ペットブームが続くなか、今年は犬より猫の人気が急上昇しているらしく、猫の写真集やカレンダーが売れているそうです。その一方で、捨て猫が野生化した野良猫の糞尿問題や家畜被害が増えて社会問題になっています。飼い主のマナーが問われ、責任ある対応が求められています。
ホームでもアニマルセラピーを目的に猫2匹を飼っていますが、ご近所に迷惑をかけないよう管理したいと思います。

県下一周駅伝(応援)

早春の薩摩・大隅路を駆け抜ける『第63回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会』が2月13日~17日に行なわれ、県内12地区の代表252選手が出場し、全53区間588.6kmで健脚を競いました。毎年恒例のゆうゆう応援団は、大会3日目(16日:出水市野田~霧島市日当山区間122.6km)、ゴール地点の沿道に特設応援席を準備して声援を送りました。今年もデイサービス『かたろう家』の利用者8名と職員4名も参加しての応援で、郷土の期待と誇りを胸にゴールする選手たちに「頑張れ!」を連呼しながら身を乗り出して小旗を振り、惜しみない拍手で労をねぎらいました。
この日、地元の姶良チームがダントツの力走で日間優勝を果たしましたが、5日間の累計タイムで鹿児島チームが17度目の総合優勝を飾りました! …おめでとうございます。

鈴かけ馬踊り(慰問)

五穀豊穣、家内安全、畜産奨励、厄払いを祈願する隼人町の伝統行事『初午祭』が2月21日に鹿児島神宮で行われました。それに合わせて、霧島市内の医療・福祉施設や事業所等を対象に鈴かけ馬踊りの慰問が行われ、今年は2月20日に日当山中学校平成3年卒厄払実行委員会(写真上)、2月29日に霧島市連合青年団(写真下)の皆さんが馬踊りを披露して下さいました。29日は、当法人が運営する託児所「くれよん」の児童・保育士の皆さんも見物に訪れ、華やかに着飾った馬が太鼓・三味線や鐘の音に合わせて脚を交互にパカパカしながら蹄(ひづめ)の音を立てて躍る姿に驚いた様子で、目を丸くして恐る恐る見ていました。踊り連の皆さん…ありがとうございました。

龍馬ハネムーンウォーク in 霧島

3月19日は第20回『龍馬ハネムーンウォークin霧島』が開催され、隼人・天降川コース(16.5km)は、ゆうゆうの近くを流れる天降川の堤防沿いを歩きます。春の陽気に誘われて散歩に出かけた1号館入居者のミカさんとカズ子さんは、列をなして歩く参加者の多さにビックリしながらも、どさくさに紛れて参加者と一緒にウォーキングに参加しました。偶然、法人が運営する介護老人保健施設「希望の里」のスタッフ3人と遭遇し、河川敷に咲き乱れる菜の花の前で記念写真を撮ったり、見知らぬ家族連れの参加者と会話が弾んで、楽しい散歩になりました。

ゆうゆう写真館「着彩写真」

『着彩写真』をご存知ですか?白黒写真をデジタル化して、パソコンを使った特殊な着彩技術でカラー化した写真です。単調な白黒写真と違って、色を加えることで生き生きとした人物の表情や風景を浮かび上がらせることができます。白黒写真は古くて遠い過去のように感じられますが、着彩することによって当時の長い時間の隔たりが短縮され現代に蘇えったかのように感じられるから不思議です。
ここに掲載した写真は、太平洋戦争で特攻戦死した遺品写真で、70年の歳月を経てセピア色に変色し、折れ目や剥がれによる劣化もみられますが、着彩と修復によってありし日の姿が見事に蘇えり、改めて遺族と戦没70年の故人を偲ぶことができました。

【編集後記】
1月下旬に九州各地を襲った記録的寒波!南国鹿児島も大雪に見舞われ、わが家は25cmの積雪に除雪車が出動する始末。慣れない雪かきに悪戦苦闘の末、腰痛でダウン。
この日は娘が東京から帰省予定でしたが、鹿児島空港の上空を旋回して引き返すという雪に降り(振り)回されて“飛んだ災難”でした。

10年ぶりにインフルエンザに感染し、悪寒と高熱、関節痛に苦しみながら怖い夢にうなされる始末。目に見えないウイルスや細菌の怖さを改めて思い知らされ、感染予防対策の必要性を痛感した。
これから暖かくなると食中毒や蚊が媒介するデング熱と南米で猛威を振るったジカ熱の感染拡大が懸念され、油断は禁物だ!


2007年12月に起きた認知症徘徊列車事故による家族への損害賠償訴訟の判決が3月に言い渡されます。高齢化社会にお ける認知症高齢者の増加を背景に、家族の監督責任が問われる裁判だけに国民や社会の関心は高く、もし有罪になれば認 知症高齢者とその家族はこれまで以上に介護負担が増え、より厳しい生活・社会環境に置かれることが予想されます。 虐待や拘束、介護放棄の事態にもなりかねないだけに、公的賠償や社会全体で支える仕組みづくりが直近の課題です。
今回は、徘徊に関連して『認知症による徘徊の原因と対応』についてご紹介します。
徘徊とは…
原因とリスク
◆徘徊とは、一般的に「目的もなく、さまよい歩く」と解釈されるが、認知症高齢者の場合、家の中や外を歩き回る行動を徘徊と捉え、本人は何の意味もなく歩き回っているのではなく、目的があって歩き回っている。
◆屋外に出る徘徊は行方不明に伴う事件や事故の危険性が高くなり、命に関わる事態になる。
◆周りは徘徊老人を認識できないので、通報や保護が遅れる。
◆自分の名前や住所などが的確に答えられず、どこの誰なのか?捜し出すのが難しい。
◆無事に保護されても、探す目的が無くならない限り同じ事を繰り返す。

徘徊が起こる原因
何かを探している
認知症は多動症状でウロウロするが、目的がないわけではなく、歩き回る理由がある。
◆部屋やトイレがわからない。  ◆家族に会いたい。
◆自分の生まれた(育った)家に帰りたい  ◆仕事で出勤する。
結果…
◆探している自分の家、職場、家族が見つからず、いつの間にか何を探しているのかを忘れて歩き続ける。
◆認知症は疲れの感覚が鈍くなり、歩き続けて遠くまで行ってしまう。

徘徊への対応の仕方
怒るのは逆効果
徘徊は心の不安が原因の場合が多く、徘徊(捜索)したことを怒ったり、責めると嫌な人(場所)という認識になって逆効果。家で徘徊して怒られ、外に逃げたり、怒られた嫌な人(場所)がいるから自分の家ではない! と外に助けを求めることになってしまう。

徘徊の具体的な対応策
◆トイレの時間を決めて誘導  ◆一緒に歩く(散歩・気分転換)
◆部屋・玄関にセンサーや鍵  ◆モニタリング(行動パターンの把握)
◆服や持ち物に名前と連絡先(GPSを含む)
◆デイサービスやショートスティ利用
(本人の意欲回復と気分転換/家族の介護負担軽減)
◆情報提供
※近隣住民や店舗、民生委員、警察などへの周知連絡
※捜索願の事前作成(行方不明時)

家族と地域社会の関わり方
徘徊は悪いイメージになりがちですが、視点を変えれば、歩くことは高齢者の筋力低下予防や便秘解消、気分転換にもなる。悲観して悩む前に近隣住民や関係者に相談・周知策を講じたり、原因を見極めた対応策と行方不明捜索を想定した事前策など、日頃の環境・状況整備が必要であり、地域社会との連絡・連携が重要です。

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