ゆうゆう施設面会
現在、当施設では新型コロナウィルスの施設内集団感染(クラスター)を防ぐため、施設内消毒やスタッフ・ご入居者の健康チェック等に日々取り組んでおります。このようなコロナ禍で、私たちが特に大切にしている事が、ご入居者とご家族との『ご面会』の支援であります。現時点では原則、やむを得ない場合でない限り、スタッフ以外の方々の施設内訪問はお断りさせていただいております。しかし、日が経つにつれてご入居者より「うちの娘は元気にしているかな…」と、ご家族を想う気持ちがきかれるようになりました。そのようなお気持ちを少しでも和らげられるように、携帯型タブレットを活用した『オンライン面会』と、施設の建物(平屋)を活かした飛沫感染を防止しながらの『窓越し面会』を取り入れました。最初は、見慣れないタブレットを不思議そうな顔をしてのぞき込んでいましたが、ご家族の顔が写ると「○○ちゃん!元気していた?顔が見れてすごく良かった。今日は一日、とても幸せな気持ちになったわ。」と、涙ながらにおっしゃられていました。世の中がどのように変わっても、親が子を想う気持ちは変わることはないと改めて感じました。
ゆうゆう神社参拝
今年も、施設恒例の『神社参拝』を行いました。一年の始まりに神社へ行き、賽銭箱にお金を入れて柏手をたたく行為は、老若男女を問わず昔からある馴染みの深い風習です。今回は、新型コロナウィルスの感染を回避するため、毎年参拝に行っている鹿児島神宮への参拝は断念し、施設内に設置している『ゆうゆう神社』で参拝する事といたしました。この『ゆうゆう神社』を創設した経緯は、病気等が理由で屋外へ参拝に行くことができない方々でも安心・安全に参拝できるようにという思いからでした。設置するや否や、たくさんのご入居者が続々と参拝に来てくださいました。ご入居者の方々からは、「これまた本格的に作いやったなぁ。子供たちが、これからも元気に過ごせるようにたくさん拝みました。」と、とても嬉しい言葉をいただきました。来年は、新型コロナウィルスが終息し、ゆうゆう神社だけでなく地域にある神社へ初詣に行ける事を心より願っています。
ゆうゆう恒例行事『もちつき』『クリスマス会』
12月8日(火)に、『もちつき』・12月24日(火)には『クリスマス会』を開催しました。 昔からの慣例行事である『もちつき』を感じていただきたく、たくさんのご入居者に杵で石臼のお餅をついていただきました。ご入居者の方々からは、「昔は我が家で、よく餅をつきよったです。久々にすると上手くつけなかったですが、とても楽しかったです。」との言葉をいただきました。次にクリスマス会は、新型コロナウィルスの感染リスクを考慮して、外部からの慰問者をお招きする事ができませんでした。しかし、行事担当のスタッフが、ご入居者が主体となって参加できる様々な催し物を準備してくれました。ご入居者の皆さんは、真剣な顔で『ピン倒し』や『お宝釣り』を楽しまれていました。最後は、お寿司等のご馳走を召し上がり、「うんまかぁ!!」との言葉と最高の笑顔をいただきました。
※上が餅つきで下がクリスマス会の写真となります。
~ゆうゆう便りをご覧になってくださっている皆様へ~
ご入居者・ご家族をはじめ、地域の皆様方のご理解・ご支援の甲斐あって、「ゆうゆう」にご入居されている18名全員、新型コロナウィルスをはじめインフルエンザ等の感染症に罹らず、元気に施設生活を送る事ができています。この場をお借りして、改めて深く御礼申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【編集後記】
新型コロナウィルスのワクチン接種がはじまってきました。新たなワクチンでもあるため、接種を積極的に希望される方・何らかの理由で希望されない方がいらっしゃると思います。しかし、どちらの方々も感染したくないという気持ちは同じだと思います。ワクチンが普及してきても、今まで実施してきたマスク着用・手洗い・消毒等の感染予防は継続していきましょう。